猫道会NEKODOKAI

2026-04-25

猫具足の配置——ケージ・食器・爪とぎ・トイレ・タワーを、神の御座として設える全工程

6 章 / 全 8

第六章 キャットタワー・棚の、垂直空間設計——上下の領土

キャットタワーは、猫飼いの、象徴的な具足であるが、「とりあえず、大型のものを、壁際に置く」で、済ませている家が、極めて、多い

タワーは、置き方次第で、神の、日中の主要居場所にもなれば、一度も登られずに、埃を被る家具にも、なる。

図6 窓際のタワー最上段、閉じた窓越しの日差しで、神は、悠然としていらっしゃる

キャットタワー、選定から設置までの、六段階

STEP 1

設置場所を、先に、決める

窓際で、外が見える位置(ただし窓は完全に閉じ、網戸ロック済み)。デスクや食器とは、動線を分離する。

STEP 2

天井までの、高さを、測る

床から天井までの距離を、実測。突っ張り型タワーなら、この数値が商品選定の前提になる。

STEP 3

必要な機能を、絞り込む

ハンモック/トンネル/爪とぎ柱/隠れ家ボックス/キャットウォークへの接続、の有無を、決める。

STEP 4

転倒リスクを、評価

突っ張り型か、据え置き型か。据え置きなら、地震対策の耐震マット・金具を追加。

STEP 5

組み立てと、設置

説明書通りに、確実に、組み立てる。ネジの締めすぎ・緩みなしを、全ての部材で、確認。

STEP 6

神の、反応を、観察

設置後1週間、どの段を使うか、使わない段はどこか、を観察。必要なら、段の高さ・配置を調整。

原則1:窓際に、設置する

キャットタワーは、窓際に、設置する。

理由:

  • 猫は、外の景色を、長時間、観察する——鳥、雲、光の変化、通行人
  • 日光浴——猫にとって、最大の快楽の一つ。体温調節と、セロトニン分泌
  • 垂直の、高層空間が、窓の外の空間と、視覚的に、連続する——領土の、拡張

ただし、窓は、完全に、閉じたまま、運用する。猫道会の、第四訓「猫の地位を上げよ」は、完全室内飼育を、原則としている。網戸ロック(アミド君、ユタカメイク製等)を、全ての窓に、取り付け、ベランダには、脱走防止ネットを、張る。窓辺のタワーは、脱走の直接経路にも、なりうる。ここを、技術で、封じる。

原則2:高さは、天井付近まで

可能なら、天井まで、届く、突っ張り型を、選ぶ。

代表的な、突っ張り型:

  • QQ80 キャットタワー(20,000〜35,000円)——天井突っ張り、多機能、多頭対応
  • ボンビアルコン キャットプレイグラウンド(15,000〜25,000円)——シンプル、設置が楽
  • SANYUUKAKOU 突っ張りキャットタワー(12,000〜20,000円)——中価格帯

突っ張り型の、利点:

  • 天井付近の、高層を、神に、捧げられる
  • 転倒リスクが、極めて低い——地震時も、比較的安全
  • 床面積の、占有が、小さい

注意点:

  • 天井が、石膏ボードだけの場合、突っ張り圧で、凹む——下に、厚板を敷く
  • 天井の、強度を、事前に、確認——古い賃貸物件は、注意
  • 引越し時の、解体が、必要——組立に、1〜2時間

据え置き型(アイリスオーヤマ PEC-120等、5,000〜15,000円)でも、高さ150cm以上を、目指す。下位の、低いタワーは、子猫用、または、高齢猫用と、割り切る。

原則3:構成要素——段の数と、機能

多機能なタワーは、神の、気分の、幅を、カバーする。以下を、含むタワーを、選ぶ。

  • 最上段の、平らなステージ(日向ぼっこ、睥睨、就寝)
  • 中層の、ハンモック(揺れる感覚の、リラックス)
  • 中層の、隠れ家ボックス(視界を、遮断した、就寝)
  • 麻縄巻きの、縦柱(爪とぎを、兼ねる)
  • 中層の、横向きトンネル(子猫・若い成猫向けの、遊び場)

全部入りのタワーは、2〜3万円程度で、入手できる。最初は、多機能で、後から、神が使わない段の機能を、取り外す、という方針が、無難である。

原則4:段差は、20〜30cm

段と、段の、垂直距離は、20〜30cmが、最適である。

  • 20cm未満——猫が、飛ばずに、歩いて、登れる。運動にならない
  • 30cm超——高齢猫大型猫が、登るのに、苦労する
  • 40cm超——子猫が、降りられなくなる、落下事故の原因

高齢期に、段の間隔を、狭くする。スロープ状の、補助段を、追加することも、可能である。アイリスオーヤマ、リッチェル等から、補助段パーツが、販売されている。

原則5:キャットウォーク(壁掛け棚)の、拡張

**タワーに加えて、壁掛けの棚(キャットウォーク)**を、設置すると、天井近くの、水平動線が、生まれる。

1. 取り付け方法

  • DIY——L字金具と、板材(ホームセンターで、購入)。石膏ボード用アンカーで、取り付け
  • 専用品——ネコ DECO、モデコ、ニャンともキャットウォーク等、3,000〜10,000円/棚
  • 業者依頼——3万〜10万円、高強度、工務店に依頼

2. 配置パターン

  • タワーから、天井近くの棚へ、ジャンプ可能な位置に設置——段差30cm以内
  • 複数の棚を、ジグザグに、配置——猫の、空中散歩経路
  • 終点は、床への、降下ポイント(高さ30cm以下の、低い家具)

3. 耐荷重

棚の、耐荷重は、猫の体重の、3倍以上。6kgの猫なら、18kg以上の、耐荷重が、必要である。これは、ジャンプ時の、瞬間荷重を、吸収するためである。

4. 落下防止の、縁

棚の縁には、1〜2cmの、ガードを、付ける。棚から、おもちゃが、落ちた時、猫が、勢い余って、落下するのを、防ぐ。

原則6:地震対策

日本は、地震国である。タワーの転倒は、神を、直撃する、重大事故である。

  • 突っ張り型——天井の、強度確認、突っ張り部の、定期的な、締め直し(半年に1回)
  • 据え置き型——耐震マット(スリーアール、ニトムズ等)を、脚下に敷き、上部を、壁と固定する耐震金具を、追加
  • キャットウォーク——石膏ボードアンカーではなく、下地(間柱)に、直接、ネジ留め。下地探し器(シンワ測定 下地センサー等)で、位置を、確認

地震直後の、神の、行動

  • 多くの猫は、高所よりも、低い隠れ場所に、逃げる(ベッドの下、クローゼットの奥)
  • ただし、タワーが、地震中に、倒れる場合は、逃げる前に、巻き込まれる

耐震対策は、平時に、済ませる。地震の後で、後悔する、信者が、毎年、出ている。


キャットタワーが、整ったら、残るは、ケージ・寝床・隠れ場所。静養と、避難の、御座、である。

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