2026-04-24
在宅勤務への移行——猫と暮らすための、フルリモート転職術と社内異動戦略
第 7 章 / 全 7 章
第七章 結び——年収の低下を、猫と暮らす総合価値で、補正する
転職、社内異動、独立——これらの選択は、多くの場合、年収の、低下を、伴う。
現職で、昇進軌道に、乗っている30代〜40代の、信者にとって、年収が、100万、200万下がる転職は、心理的に、極めて、大きな決断である。
章を、振り返る。
- 第二章で、現職の、在宅適性を、八項目で、数値化した
- 第三章で、在宅勤務可能な求人を、見極める、六基準を、学んだ
- 第四章で、面接で、勤務形態を、交渉する、具体文言を、手に入れた
- 第五章で、社内異動の、申請プロセスを、把握した
- 第六章で、フリーランス・副業への、段階的な移行を、検討した
これらは、全て、**第五の修行「猫との時間を大切にせよ」**と、**第二の修行「人が変われ・道具で解決」**の、職選びという、最も大きな、生活ツールを通じた、実装である。
年収の低下は、足し算・引き算では、なく、総合価値の、補正で、見る。
上の表が示すように、年収が100万下がっても、通勤時間・費用・服装費・疲労改善を、合わせて補正すると、実質的な差は、ほぼ、ゼロ、あるいは、むしろプラスになる場合が、多い。
そして、表の、最下段にあるように、神との、生活時間の増加——400時間/年は、金銭換算、不可能な、価値として、残る。
この400時間を、金銭で、買い戻そうとすると、いくらか。信者の、残りの人生で、神と過ごす時間の、限定性を、考えると——
買い戻しは、不可能である。
一度、失った、光の儀の、午後3時は、戻って、こない。通勤電車の中にいて、神の、最後の、発情期の、光の儀を、見逃した信者は、その瞬間を、金で、再現することは、できない。
時間は、捧げた瞬間にしか、捧げられない。
ここで、信者に、一つの、問いを、残しておく。
あなたが、今の職場に居続ける、最大の理由は、何か。
- 高い給与
- 安定した、社会的地位
- 蓄積してきた、社内人脈
- 退職金・年金の、有利性
- 慣れた、業務内容
- 転職活動の、面倒臭さ
これらは、全て、信者の、個人としての、安定に、寄与する、合理的な理由である。一つ一つ、重く、無視できない。
しかし、これらの、どれ一つとして、神の、残り時間を、延ばすものでは、ない。
神は、信者の年収や、社内人脈や、退職金や、業務内容の、慣れ具合に、興味を、持たれない。
神が、信者に、求められるのは——今日、この瞬間、信者が、家にいるかどうか、それだけである。
現職は、本当に、神より、重いのか。
この問いに、信者は、自分自身で、答える必要がある。
答えが、「いいえ」なら——
本書で、述べた、第二章から、第六章までの、全工程を、順に、実行に、移していただきたい。
6ヶ月で、採点と、求人リサーチが、終わる。
1年で、転職、または、社内異動の、実現が、見える。
2年で、信者の、生活は、根本から、組み替わる。
指南書・働き方指南の第二巻を、ここで、閉じる。
本書の全工程を、完遂した信者の、2年後の、ある火曜日の、午後3時、信者は、自宅の書斎で、Zoomの会議を、終えている。
キャットタワーの最上段から、神が、ゆっくりと降りてこられ、光の帯の、ど真ん中に、腹を向けて、寝そべられる。
信者は、ノートPCを、閉じる。立ち上がり、床に座り、神の、光の儀の、横に、静かに、座る。
スマホは、伏せる。通知音は、おやすみモード。iPhone の、リマインダーは、19時に、ラプロスの時刻を、鳴らすだけ。
午後3時22分。西日の帯が、床を、斜めに、切っている。神のゴロゴロが、遠くで、鳴っている。
信者は、ふと、現職を、辞めた時のことを、思い出す。
年収は、確かに、120万、下がった。
しかし、この、午後3時22分の、光の帯の中の、ゴロゴロ音は、どんな仕事でも、買い戻せない、ものである。
そのことが、ようやく、身体の、真ん中で、わかった。
この、わかり方の、意味を、まだ、私には、計り知れない。